ゼロトラストアライアンス・ジャパン                           特別会員のご紹介

ゼロトラストアライアンス・ジャパン 特別会員のご紹介

2022年4月5日

当団体では、ゼロトラストの普及と推進に向けて、安心安全なネット環境の実現を目指しITセキュリティ領域が専門である東洋大学情報連携学部 准教授の満永拓邦先生を特別会員としてお招きしております。

満永先生

Profile

東洋大学 情報連携学部 准教授 

満永 拓邦 氏

京都大学情報学研究科修了後、民間企業のセキュリティソリューション事業部に所属。東京大学大学院情報学環特任准教授などを経て現職。独立行政法人情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)専門委員も務める。

◆メッセージ

 コロナ禍によってリモートワークは急速に普及が進み、またクラウドサービスの業務利用も10年前とは比べものにならないほど増加しています。それら変化により、働く場所や時間の制約が減り、生産性の向上や多様な働き方が実現し、社会がより良い方向に向かっています。こうした情報技術を活用した生活変容の動きは、コロナ過が落ち着いたとしても大きく変わらないでしょう。他方で、これまでのセキュリティ対策は企業内ネットワークは安全という「境界防御」を仮定していましたが、今や境界線が曖昧になってきており、セキュリティ対策に関する新しいアプローチが必要となります。それが、境界線を設けずに、各通信、接続端末、認証等をしっかりと確認しようというゼロトラストネットワーク(ゼロトラスト)という考え方です。米国国立標準技術研究所が発行したガイドラインでも紹介されている通り、ゼロトラストへの移行は一朝一夕ではいきません。ゼロトラストという言葉に踊らされずに、確実かつ効果的な移行・導入を図るためには専門家の知識や知見が必要となります。ゼロトラストアライアンスには、ゼロトラストに関わる様々なサービスや製品を提供している企業が集まっています。各企業からアライアンスに知識や知見を持ち寄り、ゼロトラストの普及を通じて、安心安全な社会の実現を目指した活動ができることを期待しています。

満永先生のご活躍については東洋大学サイト「研究・産官学連携活動Research Activities INTERVIEW」をご覧ください。